Q 葉巻はたばこと違うのですか? A 葉巻もたばこの一種ですが、皆さんが良く目にする紙巻きたばことは品質・製法が大きく違います。また風味や価格・サイズ・産地等も違ってきます。
Q 紙巻きたばことの違いは? A 色々なサイズがある葉巻でも、一番小さなサイズのものはミニシガーとかシガリロと呼ばれていて、外見上はままり変わりませんが、紙巻きたばこが名前の通り、一番外側を紙で巻いているのに対し、葉巻は当然一番外側にも葉を使っています。只このサイズのものでは価格を抑えるため、葉と紙を合成して作られたシートシガーを使っている場合もございます。また紙巻きタバコが一度火をつけると最後まで消えずに燃えるのに対し葉巻は吸わなかったら火が自然に消えます(消す時はもみ消さずに放置する)また殆どの紙巻きたばこが味を調えるのにグリセリン等の添加物を仕様しておりますが、葉巻は一部の安価な機械巻のものをのぞいて無添加です。
Q 葉巻の品質は?
A 大きく分ければ製法が機械巻が手巻きかで線を引ける程差があります。機械巻きの物は値段も安く、吸い口も既にカットされており、また常温流通常温保存されていますのでドライシガーと呼ばれたりしています。乾燥している分どうしても辛くなりますので人工的に甘みを加えたものや軽めに仕上げた物が主流となります。また内部の葉が細断化されており、燃えやすく吸い込みも容易です。これに対し手巻きの物はプレミアムシガーと呼ばれ、葉を何枚か束ねて1本づつ手で巻いていきます。当然葉巻により、空気の吸い込みが悪いもののあります。また保管が湿度温度ともに管理が必要で、機械巻にくらべて大変高価なものとなります
Q 葉巻を吸うのに必要な物は? A ミニシガリロ(ミニシガー・紙巻きたばことほぼ同じサイズ) や、機械巻きのドライシガー(通常紙箱5本入りでセロハンでパッケージされている物が多い)等は既に吸い口がカットされていますので、シガーカッターは必要ありません。また火がつきやすいのでシガーマッチ等でウオームアップする必要もありません。特にミニシガリロの場合は灰の量も少ないので通常の灰皿で結構です。吸い口が丸閉じのプレミアムシガーはカットするためにシガーカッターが必要です。葉巻を吸い口をつぶしてしまわない様に(吸い込みが悪くなります)できるだけ切れ味の良いものがおすすめです。次に欲しい物は灰皿です。ドライ・プレミアムシガーともに葉巻の場合は灰の量も相当多いしまた直径も太く長いので通常の紙巻き用の灰皿は大変使いにくいものです。また、プレミアムシガーの場合は湿度が高く火がつきにくいのでできればシガーマッチを使い、片燃えしない様に丁寧に着火を心がけてください。また保存状態が悪いと乾燥してしまい極端に味が落ちますのでヒュミドール(葉巻保管用の木箱)での保管をおすすめいたします。
Q 葉巻を吸い方&マナーは? A 初めに葉巻に火を付ける前に、その場所が葉巻を吸ってもいい場所かどうか確認して下さい。葉巻はたばこに比べてずっと香りが強いので、たばこの嫌いな人のそばでは、吸わない事です。葉巻を美味しく吸うには、ゆっくり吸える時間と場所の確保が必須です。さて吸い方ですが、紙巻きたばこの煙は酸性で肺からしかニコチンが吸収されませんが、これに対し葉巻の煙は、アルカリ性で口中からニコチンが吸収されます。これにより煙を肺の奥まで吸い込まなくても十分楽しむことができます。この際、葉巻の吸い方がきついと燃焼温度が上がり辛くなり味が落ちます。ゆっくり息を吸うように葉巻を吸って下さい。イライラしたり、セカセカしたりすると吸いたくなる 紙巻きたばこは、吸っている間だけの一時的な快楽にすぎませんが優れた葉巻程、素晴らしい余韻が残ります。この紙巻きたばこでは味わえない素晴らしい余韻こそ葉巻の最大の魅力といえるでしょう。よく、食事中に喫煙する人がいますが、食後の楽しみに取っておくべきです。美味しい食事の締めくくりはとっておきの素晴らしいCigarで。。。そのとっておきの1本が あなたのウイークエンドをより一層充実した物に変えて行くでしょう。。尚、カットの仕方、火の付け方など詳しい説明は、葉巻の世界をご覧下さい

ポイント1・まず時間と場所をキープ。situationに応じて葉巻をチョイス。

ポイント2・煙を肺深く吸い込まない。煙をくゆらして口中で楽しむ。

ポイント3・息を吸うようにゆっくり吸い込む(クールスモーキング)。

ポイント4・火を消す時は勝手に消えるので、絶対にもみ消さない。

ポイント5・あまり灰を落としすぎない事。

ポイント6・仕事をしながら吸わない。五感全体でaromaを楽しむ

ポイント7・その葉巻に合った飲み物と合わせる(ブランデー・ラム酒等)。

Q 葉巻をプレゼントしたい? A まず、はじめに留意して頂きたいのは葉巻は嗜好品の最たるものですから プレゼントとして一つを選択するのは大変難しいものです。特に彼氏がタバコをよく吸うので(相当なヘビースモーカーの場合)よりヘビーでリッチなイメージのある葉巻をプレゼントしたいと言う方がバレンタインやクリスマスの前によく来られますが何十本も一日にぷかぷかする方程、1本の葉巻を時間をかけて吸うのは苦手と言う方もおられます。タバコの本数を減らしたいとか紙巻きたばこをやめて葉巻党になりたいと言う方におすすめです。また、プレゼントされる方が葉巻党の場合、普段吸っているもの(お気に入りの)と同じサイズやシェイプのものを選んだ方が無難です。サイズやシェイプはライフスタイルで大きく変わってきます。プレゼントの基本は通常、普段のものより最低1ランク以上のものを選ぶ事です。量よりも質が基本となります。普段吸っているものと全く同じものを求める方がいますがプレゼントなら、金銭的には助かりますが印象的には大変弱くなってしまいます。只、普段お気に入りの葉巻が品薄で手に入らず困っているときは、別ですが・・・プレミアムシガーは1本だけでも立派なプレゼントになります。
Q 葉巻のサイズによる違いは? A 基本的に同じレシピの場合、同じ長さなら、太いもの程、燃焼面積が大きいので、煙の量も多く、ボリーユムがあります。反対に同じ太さなら、長い方が本体がフィルターの役目をするので、軽く感じます。太くて長い物の方がソフトなものになります。チャーチルの様な長いサイズのシガーは、吸い始めとお終いの方では、当然風味が変わってきます。差が激しくぐーっと盛り上がってくるシガーとそれ程差を感じさせないシガーがあります。変化の違いを楽しむのも大きな楽しみです。
Q 吸ってる葉巻途中でやめたい A 葉巻を途中で止めてもう一度吸うのは風味が落ちるのでおすすめできません。吸っているときに火が消えてしまう事がありますが、この場合は灰を少し落として再着火すれば問題ないんですが、再着火までの時間の経過と共に風味は確実に劣化します。そのためにも時間に応じてサイズを選ぶべきです。 一時間なら一時間、二時間なら二時間と言うように時間に併せてサイズを選んで下さい。残っている葉巻よりも、時間がないのにその葉巻を選んだ事の方がもったいない訳です。とは言っても、急用ができたりした場合、どうしても吸うのをやめなければならないときは、まず吸い込み口より、息を吐き、葉巻の中に詰まっている煙をすべて吐き出し、そのまま火が消えるまで放置する。 (2−3分)その後炭化した部分全てをシガーカッターできれいに取り除くといいでしょう。チューブ入りの葉巻は吸いさしの葉巻を入れる為のものではありません。火を消してそのまま入れると灰の臭いが移ってしまいます。
Q 葉巻に合うお酒は? A 葉巻はお酒との相性は最高に抜群です。時間かけて吸うものですから、やはり常温で飲むものが特に合うのではないでしょうか?私のお薦めはカルバドスです。フランス北部のノルマンデー地方で作られるリンゴで出来たブランディです。スパイシーな葉巻に特にあいます。また柔らかな風味のシガーにはシングルモルトのアイラ地方のものが合います。そのスモーキーなフレバーはお互いに味を高め合うマリアージュの世界へ導いてくれます。基本的に食中酒のワインは合わないと思いますが、ポートワインやデザートワインのもの、イタリアのバローロなどでしょうか?地中海を代表する飲み物のラム酒にも当然よくマッチします。ハバナの七年やバカルデー八年、パンペロ等がおすすめです。先程申しました通、時間をかけて吸いますので、よく冷えた日本のビールやショートカクテルでは間が持ちません、ビールならギネスの様に常温でも楽しめるビールがおすすめです。

 

 

 

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